代表者(白川博樹)が、望遠鏡を通じ友人たちとの長年の交流で得た思いをもとに、マニアから天文初心者まで全ての天体望遠鏡に興味がある方々に、各種サービスを提供するものです。

 情報共有サイト「曇天の集い」

天体望遠鏡のみでなく、天文マニアに共通する話題を中心にした「曇天会議」。
天体望遠鏡のカタログや取扱説明書。またメーカーや望遠鏡に関する情報共有のサイトを非営利で運営しております。
ご自身で、望遠鏡のことを知りたければ、まずはこちらにおいでください。

 中古望遠鏡のリユース活動の推進

 現在所有者が不要としている古い望遠鏡でも、十分使えるものがたくさんございます。それを次世代につなげる活動をいたしております。
 方法は大きく分けて3つ。一つ目(①)は整備、修理、必要であれば改造し所有者、またはお子様などご関係者で活用される。
二つ目(➁)は整備し、活用したい第三者に渡す。その為のお手伝いをいたします。
三つ目(➂)は、天体望遠鏡博物館等への寄贈です。
夫々、所有者のご希望と、天体望遠鏡の適用性でご相談の上対応いたします(ご希望に添えない場合もございます)。

➁に関しては、最終的には換金となりますが、当店はリユースを優先するため、当初からの買取はいたしておりません。
成果として経費を引いた額を、全てが終わった後お納めいたします。

まずは、ご相談お願いいたします。

 天体望遠鏡の修理のお手伝い

 リユースには、何かしらの修理が必要な場合が多いですが、ご自身で修理される場合の部品供給。または修理先のご案内をいたします。

ごあいさつ

    初めて自分で買った贅沢品。大事にしていた天体望遠鏡が粗悪品と分かった日から、トラウマを引きずって約50年。ただ、それを調べていくと、昭和の天体望遠鏡産業に関わる愛すべき人々の営みにたどり着きました。

 戦後復興の荒波にもまれた望遠鏡産業は、昭和30年代、宇宙ブームの到来と日本の高度成長期に入り、カメラや双眼鏡等とともに世界市場を席巻し、花開きました。
欧米の大企業に挑んだのは、町工場の親父さんや職人さんたちでした。舶来の機材を参考に試行錯誤する設計者。初めての大型レンズに四苦八苦のレンズ屋さん。小さなレンズを組み立てる手先の器用な接眼鏡屋さん。架台を作る鋳物屋さん。箱や三脚は木工屋、飲んだくれや頑固おやじ、庶民の力で世界から勝ち取ったのです。 
それを知った時から、トラウマは懐かしい思い出になり、ゴミとなっていた粗悪品も愛しい収集品となりました。

 ただ、当時産業に関った人々も高齢化し、その方たちの記憶とともに、その歴史文化も日々消えて行っております。残された天体望遠鏡も、私のように熱狂して買い求めた人々の高齢化とともに、一部は天体望遠鏡博物館への寄贈にて廃棄は免れておりますが、多くが再利用されることもなく、価値のないものとして捨てられております。 
 そんな、昭和の愛おしい天体望遠鏡と産業文化の魅力を記録として残し、世間に、世界に広めたい。古い天体望遠鏡については価値のあるものとして再利用してもらいたい、というのが私の思いです。

 活動は、小さなところからのスタートになりますが、ご協力、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。 

                  古スコサービス代表 白川博樹(ガラクマ)